2015年 11月 02日
フランス旅行記の続きです。 「アルザスの真珠」とうたわれ、フランスで最も美しい村の一つであるリクヴィルへ。 コルマールからバスで40分ほど。 道中、殆どがワイン畑で、その中にちいさなかわいい村が点在しています。 中世の絵地図。現在と殆ど変わりません。 リクヴィルの旧市街は、城壁に囲まれていて、門から門までを結ぶメイン通りがあり、両側には細い無数の路地が伸びています。 。 路地の先に葡萄畑の緑が見えるところが、この村ならではの面白さかな。 この外壁の色はアリなのか?ちょっとどうなんだろう。 ヨーロッパで人気の観光地です。 日帰り観光客、・・・特に、犬連れ観光客がたくさん。 村について、ホテルにチェックイン。荷物を置いて、村をぶらぶら。 ランチはアルザスの郷土料理を出すカフェで。 前の晩のシュークルートの恐怖を引きずっていて、注文は慎重に、一人一皿づつ キッシュ、チーズのクレープ、サラダ、ケーキ(?)。 そして、アルザスの白ワインを数種類グラスで飲み比べ。 リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ・・・・・ゲヴュルツトラミネールが一番好き。 あ、でも、この名前は、絶対覚えられませんね。 父はビール。クロネンブルグ。これも美味しくっておかわり。 いったん、ホテルに戻り、 ホテルの裏の葡萄畑を散策。 「Grands Crus」 グランクリュ というのは、ワイン用の葡萄の最高品種のこと。 このあたり一帯が、グランクリュの畑です。 この地方の豊かさがよくわかります。 フランスに入ってから、ようやくこの3日目に、父と私の買い物欲がふつふつと沸いてきました。 主目的だったロンシャン礼拝堂も無事見ることができたし、明日にはアルザスを離れます。 あとの移動は、タクシーとTGVだし、多少荷物が増えても何とかなります。 まずは、アルザスワイン。 バーカウンターで試飲をさせてくれるお店で、いろいろ飲み比べ、お昼に飲んだワインの味も思い出しながら、 ゲヴュルツトラミネールのグランクリュを、各家3本づつゲット。 アルザスの白ワインは、めちゃくちゃコストパフォーマンスが良いと思いました。 もっともっと買いたかったけど。 お店の女性に、姉が日本まで送れないか、聞いてみたところ、 「さあ?日本へなんて送ったことないからわかんないわ。アメリカならあるけどね」 とのあっさりしたお返事だったので、持ち帰るために、厳重に梱包して頂きました。 おまけもして頂きました。 さらに、父が、ワイングラスを6個、タンブラーを3個。 シンプルなクリスタルグラスに、オリジナルのカッティングを施すお店が何軒もありました。 私が、クリスマスのデコレーショングッズをいくつか。 ここは、クリスマスマーケットでも有名な村。 9月だというのに、建物全体が迷路のようなクリスマスのデコレーション売り場となったお店もあります。 お菓子屋さんもたくさん。日持ちがする焼き菓子が中心です。 母と姉は、お菓子のショッピング。 クグロフ。 マカロン。日本のマカロンとは随分違いますが、断然こっちのほうが好き。 夜になると、物販のお店は早々に店を閉め、バーやレストランの明かりがともります。 ゆるい坂道の石畳にテーブルを出し、大柄なヨーロッパの人々がぎゅうぎゅうになって集います。 坂道で傾いてるし、狭いしさぞ座り心地が悪いだろうに、と心配になるのですが、皆さん、実に楽しそう。 私たちが入ったレストラン。 あの葡萄畑の中の古い村の古いビルの地下に、こんなモダンな内装。 「モダン」と言っても、今、写真を見るとかわいらしい田舎風な感じですが、あの村にいると、このインテリアがえらく現代的に見えたのでした。 料理の写真は撮っていないですが、盛り付けも(一応)モダンで、量もそこそこ。 味はとてもやさしくて驚くほど洗練され、ここで食べたリゾットが、この旅行でベストな一皿でした~。 もちろんアルザスの白ワインで乾杯です。 どこを見ても、ため息が出るほど美しい古い村。 美しさの要因は揚げるときりがないのですが、 豊かな土地とは言え、この村の人々が、美しさと、生活、経済、利便性や快適さとのバランスをとり続け、結果的に素晴らしい環境を維持し、生活ができているこの社会はすごい。 日本は本当に便利でとりあえず障害が少ないですが、その代償として失ったものがいかに大きいかを実感しました。
by eight-ten
| 2015-11-02 03:02
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