2012年 09月 27日
パパのぎっくり腰がようやく癒えた。 失った夏を追い求めて、明石海峡をわたった。 やってきたのは、高校1年の夏の臨海学校の思い出の地、淡路島北部の西側 江井。 9月終盤の平日というせいもあるが、人っこ一人いない。 きっと真夏でも空いてそうな、ある意味穴場スポット。 静かで水はとってもキレイ。 臨海学校はもうずいぶん前に廃止になっている。 当時は、高校のプライベートビーチと呼ばれた入り江で水泳訓練があった。 そこは、アオサの中で泳ぐと言っていいほどのアオサだらけの入り江だった。 気持ち悪い思い出。 プライベートビーチへの道は草に覆われてもう通れない。 さすがに今回は入り江ではなく、ちゃんとした?ビーチへ。 アオサも適量。 秋の海で、泳いで、アオサで海藻パック。時々、カモ投げ。 中年夫婦と犬。絵にならない。エイトはかわいいけど。 海からあがって、江井の集落を散策。 30年前、高校1年生総勢450人が何期かにわかれて夏の間、合宿を張っていた。 なぜか、自衛隊の訓練を模したものだった。 先生方以外に、高校を卒業したばかりのOBが助手として生活指導や炊事に来てくれていた。 助手の怒号が響きわたる不自由極まりない妙にハードでハイテンションな数日間。 何十年も続いていた夏の恒例行事。 集落の中のお店では合宿中はツケで買い物ができた。 地域ぐるみで高校に協力してくださっていた。 合宿中はひどいことばかりのように思ったが、今から思えば得難い懐かしい経験ができた。 良い時代だった。 臨海学校の宿舎だった木造の幼稚園の園舎は鉄筋コンクリートの保育所になっていた。 時が止まったようでいて、確かに30年経っている。 帰りのサービスエリアの一角に、パールブリッジを背景に写真が撮れる素敵な場所があった。 「恋人たちの聖地」プロジェクトの「ハートライトゲート」というもの。プロポーズスポット とか。 このプロジェクトの目的は「少子化対策」。「結婚」に対する明るい希望と空気の醸成を図るための活動の一貫・・・で2010年に造られたらしい。 なんか壮大なプロジェクトだ。 江井の合宿の助手同士でたくさんのカップルができ、結婚した人も多い。海辺で不便な生活をしながら濃い時間をとも過ごした男女が結婚に至る率が高いのはうなづける。 考えてみれば、江井の臨海学校は少子化対策にも貢献した素晴らしいプロジェクトだった、かも。 江井の助手には、運動部出身で現役で公立大学に入学し、大学でも運動部に所属する近畿圏の大学生が優先的に選ばれて依頼されると聞いていた。私は当時、絶対に依頼されるから、どうやって断ろうか?とか考えてたけど、一度も声はかからなかった・・・ 最近、助手の選考をしていた先生が助手同士の結婚式のスピーチで、 「助手の選考には、(上記の)条件もあるが、なにより人間性を重んじた」と仰っていたと聞いた。そうだったのか。
by eight-ten
| 2012-09-27 02:37
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