2012年 01月 24日
週末、学生時代の恩師のゼミに参加した。 大学を退官されてからも、折に触れ、研究成果を講義する機会を作ってくださっている。 先生がお住まいの垂水のマンションのAVルームで、たくさんの資料を見せていただきながら、講義を受けた。 近年のテーマは、利休とアルベルティの比較建築論。 今回は、待庵の制作手法。 待庵は、京都大山崎にある千利休が造った現存する唯一の茶室で国宝。 2畳の茶室の制作手法を建築はもちろん、脳科学、哲学、侘び茶、歴史、美意識と形式、人のいぶき、等の視点から深く掘り下げ分析され、新しい知見、言葉が編み出されていく。。。 床に線を引いて2畳の茶室の寸法を確認。 久しぶりに、頭をフル回転させて、脳の中の僅かな知識や経験を掘り起こし、想像力を働かせながら理解に努めること数時間・・・。 うーん 難しい。あまりの自分に不勉強さと発想の貧しさが身に沁みた。 少しでも理解を助けるために、と先生自ら制作された10分の1の模型。 前回の講義の際にも模型は作ってくださっていたが、さらにバージョンアップしていた。 先生のご自宅がある垂水駅前の果物屋さん。 バナナとリンゴの並べ方がかわいい。
by eight-ten
| 2012-01-24 03:36
| 建築・アート
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